日本人が好きなプチ整形と言われる美容整形でどこまで変わるか?

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TVCMや雑誌の広告などで目にすることが増えた美容整形クリニックですが、芸能人だけでなく、周りの友人たちの中で行っている人たちも多く、一般的に広がっている印象を受けます。特に、日帰りで行うことができるプチ整形の人気は高くなっています。

この記事では、海外と日本の美容整形の考え方の違いなどを比較しながら見ていきましょう。

日本は整形大国だった!

プチ整形という言葉が広く浸透するようになって、美容整形に対するハードルは低くなっていると言われています。

実際に、海外と比較してみても日本は美容整形の施術数が世界で第3位という統計もあるほど、整形大国になっているのです。参考リンク⇒美容整形 札幌|札幌中央クリニック

ただし、この統計自体は、韓国や中国と言った整形外科医が多い国の施術数が数えられていないため暫定的ではありますが、それでもアメリカやブラジルに次いで、日本は美容整形の施術数が多い国であることは間違いありません。

ここまで飛躍的に美容整形の施術数が伸びているのは、美容整形の技術進歩が関係しています。以前であれば、美容整形というとメスを入れる外科手術が一般的でした。病気ではないのに体にメスを入れることへの抵抗は大きく、余程の覚悟がないと美容整形に踏み切る人は少なかったのです。

近年、薬剤注射やレーザー治療といった手軽に行うことができる美容整形術が増えてきています。そのために、より美容整形が身近なものになったと言われています。

日本人は顔が大切と考えている

美容整形に対する考え方は、海外と日本では異なる点が多いと言われています。美容整形を行う部位というのは、基本的に体中どこでも施術が可能です。欧米人は胸部やお尻と言った体形を含めたバランスを気にする傾向があり、そのために豊胸や脂肪吸引と言った施術が行われることも多くなっています。

海外で胸部やお尻の美容整形を行う人は、それぞれ10%以上を占めているのに対し、日本人に限るとそれらの部位を美容整形する人は3%ほどと極めて少ないのです。それでは日本人が多く行っている美容整形はというと、顔や頭部といった部位であり、その比率は全体の90%以上を占めていると言われています。

海外で行われる美容整形が体形の改善目的も多いという理由は、欧米人は太りやすい体質といわれていて、それらを改善するために美容整形を選択する人が多いからです。これは食生活だけの問題ではなく、遺伝子レベルでの違いがあるとされていて、欧米人と比較すると圧倒的に肥満率が低い日本人は、体形よりも顔にコンプレックスを抱いているというのがわかります。

注射でどこまで変わる?

顔に美容整形を施すとなると、メスで行う美容整形はごく小さな傷であっても痕が気になることでしょう。しかし、薬剤注射やレーザー治療という治療法であれば、顔の傷を気にすることなく施術を受けることができます。こういった顔に対するコンプレックスと、メスを使用しない美容整形技術の進化がうまくマッチして、日本では多くの人が顔のプチ整形を受けているのです。

では、薬剤注射による美容整形では、どこまで顔を変えることができるのでしょうか。例えば、多くの人が希望する「鼻を高くしたい」ということでいうと、鼻筋にヒアルロン注射を打つことで、鼻筋が通り高く見せることが可能になります。

傷跡やダウンタイムをほとんど気にすることがないため、プチ整形としてとても人気が高い美容整形です。しかし手軽にできるということは、その効果も限りがあるということです。もっと鼻を高くしたいとヒアルロン注射を何本も打ったとしても、それ以上に鼻を高くすることは出来ません。

逆に、鼻が太くなって目立つようになってしまうといったデメリットさえ生み出します。注射の本数さえたくさん打てば、外科手術のような効果が得られるというわけではないのです。

レーザー治療は美しさではなく若返り

レーザー治療もプチ整形として人気のある美容整形法です。ただしこれは美しさを手に入れるための治療法ではなく、若返りのために行う治療法と認識しておく必要があります。目を大きく見せるためにレーザー治療を行うことがありますが、これはレーザーを皮膚の奥に照射することで、肌を引き締めたりコラーゲンなどの生成を促したりする目的で行います。

コラーゲンの生成によって肌の弾力を戻し、皮膚を引き締めることでたるんでいたまぶたを持ち上げるのです。つまり、加齢などによる肌の衰えをレーザーの力で改善し、若い頃の肌の状態に戻すのがレーザー治療による美容整形となります。

従来の目のよりも、大きくパッチリさせるという効果が期待できるわけではないのです。もし生まれつきの目の大きさよりもパッチリとさせたいのであれば、美しさを手に入れるために美容整形を行い、経年による肌のメンテナンスとしてレーザー治療を取り入れるというのが理想的な施術となるでしょう。

レーザー治療はシミやしわの改善といった効果も期待できます。それは肌の若返り効果が得られるからであり、自分が本来持っている以上の美しさとはならないということは理解しておく必要があります。

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原因を突き止めてから施術を選択する

自分の希望する状態があっても、まずはその原因を突き止めることも重要です。もし二重でパッチリとした目になりたいと願っている場合、一重や奥二重の若い人であれば、二重にする施術を受けることで理想的なパッチリとした大きな目になることが可能です。

しかしある程度の年齢を重ねた人が二重の施術を受けても、こうした効果を得られないこともあります。それが眼瞼下垂の場合です。眼瞼下垂とは、加齢によるまぶたのたるみで、目の上にまぶたが覆いかぶさっている状態を言います。

この状態で二重の施術を行っても、二重の幅が広くなるだけで、肝心の目の大きさは変えられないのです。眼瞼下垂の場合は、余分なまぶたを縫い縮めるなどの治療法を行うことで目を大きくすることが可能となります。自分がなりたい顔がある場合、自己判断で施術方法を選択するのではなく、信頼できる医師と一緒に施術方法を相談しながら美容整形を進めていくことが最も大切なのです。

美容整形とは、本来ピンポイントで希望を叶えるものではなく、全体のバランスを見ながら行っていくものです。技術だけが確かな美容整形を選ぶのではなく、トータルバランスを見て、どこまで変わるのかを判断してくれる医師のもとで行うことがとても重要となります。